- 「大学生の部屋探しはいつから何からやるの?」
- 「大学生の一人暮らしはいつから住むの?」
- 「大学の合格が決まってからでは遅いの?」
といった、受験生や親御さんならではの疑問や不安を解決するために、部屋探しを始める時期や引っ越し時期を、筆者(親)の体験談や周りの感想も交えて紹介します。
もくじ
春から一人暮らしする大学生の部屋探しは2月から
大学に進学するときの部屋探しは、2月の中頃からスタートします。
というのも、部屋(アパートやマンション)の空きは2月にドッと増え始めるからです。なぜなら、今入居している学生の退去が一斉に決まり始める時期だから。
来春入居できる物件は、8月から出始めますがピークは2月。
私立大学の前期合格者や国公立大学を総合型選抜・推薦で合格した人は、進学先が決まったら、自分で部屋探しをスタートしましょう。
国公立大学を前期で受験や私立大学を後期(Ⅱ期・B日程・C日程)で受験する場合は、合格発表が2月末~3月上旬になるので親に安くて良い部屋を探してもらった方がいいです。
総合型選抜(AO入試)や推薦で合格した人も2月から探す
総合型選抜(AO入試)や推薦で合格していても、部屋を探すのは2月からです。年明け前に進学先が決まっていても、やはり2月から探します。その理由は、次の3つです。
- 年明け前後~1月は空室が少ないため、空き部屋が増える2月を待った方が希望の部屋が見つかりやすい
- 2月前の空室は不人気物件が多い(ただし、お宝物件と感じたら即契約!)
- 入居(4月)前から家賃の支払いが始まることがある
部屋の仮押さえは入居が前提
不動産業でいう仮押さえとは、入居前提の短期予約のことです。
詳しくいうと、申し込みから契約までのおおよそ3~7日間だけ、自分に優先権ある状態のことなので、
- 「仮押さえでキープして他の部屋と見比べたい」
- 「仮押さえして不合格ならキャンセルしよう」
というやり方はできません!
さらに、仮押さえは入居が前提なので、預かり金も必要です。
住みたい部屋を仮押さえするなら、預かり金が戻ってくるかどうか確認してから、預かり証を発行してもらってください。
合格前予約なら1月に部屋を予約できる
合格前予約とは、大学に合格したらその部屋に入居することを条件に、お部屋を予約しておくことです。
合格前予約ができるのは、受験先が決まったとき。私立受験なら年明け前後に、国公立受験なら共通テストが終わった1月中旬~下旬には合格前予約できます。
親子で効率よく部屋を探す
大学生の部屋探しは、親子で探すとスムーズに進みます。特に、受験の前から部屋を探すなら、作業を分担することで受験勉強の時間を確保しながらお部屋も探せますよ。
親と子、それぞれがやることをリストでまとめたので、お部屋探しにお役立てください。
親がやること
- 大学周辺や希望エリアの家賃相場を調べる
- 仕送り額や奨学金の金額から家賃の予算を決める
- エリアごとの特色とそのエリアに強い不動産業者を調べ、めぼしい物件をピックアップする
- 最寄り駅、大学までの距離と時間、付近のスーパーを調べる
子がやること
- 受験後に親がまとめた情報や予算をもとに物件調査
部屋はアパート・学生会館・寮・下宿の4つが基本
住まいの候補は、大きく分けて次の4つがあります。
- アパート
- 学生会館
- 寮
- 下宿
それぞれ、時間の縛り、食事、共同生活などのメリットやデメリットを見比べてから決めましょう。
▼大学生が住む部屋の種類(アパート・学生マンション・学生会館・学寮)
部屋探しの必須項目無料wifi・インターネットの対応・完備・無料の違い|大学生の一人暮らしのウェブ環境の確認点
入居は3月末から4月初旬
住み始めるのは、今住んでる学生が退去する3月25日前後から、入学式が行われれる4月1日~6日の、おおよそ1~2週間以内が基本です。
退去は卒業式前後がピーク。卒業式は、毎年3月25日の前後2日間です。入学式は、ほとんどの大学が毎年4月1日から4月6日までに行います。
合格後(3月中)に入学式の案内が届いたら、引越し(入居)する日を決めて準備を始めましょう。
3月に入居するときの注意点
3月から住み始めると、たった数日だけでも3月分の家賃がかかります。日割りであればいいのですが、1ヶ月分まるまる支払うこともあるので、契約前に必ず確認しましょう。
大家さんによっては、フリーレント(無料)になることもあるので、不動産業者に聞いてみるといいですよ。
入居可能日が入学式の後の部屋に引っ越すときは?
ごく稀ですが、希望物件の入居可能日が、入学式以後になっていることもあります。
(キャンパス移動がなければ)4年間住む場所です。お気に入り物件なら、見逃したくありません。こんなときは、入居可能日までホテル住まいをします。「どうしても住みたいから」と、実際にホテル住まいした先輩もいますよ。
入居先と入居日が決まったらライフラインとインターネットの手続きをする
入居先と入居日が決まったら、ライフライン(電気・ガス・水道)の手続きと、インターネット回線の契約をします。
インターネット回線は、大学生にとって必須です。オンライン授業、メールでのレポート提出、履修登録をウェブで行います。
電気・ガス・水道は、インターネットから手続きできます(自治体によってはできないことも)。所要時間は、の3つあわせて1~2時間ほどです。
ただし「開始の何日前までに要手続き」と期限があるので、余裕を持って申し込みをしてくださいね。
▼大学生の一人暮らしはプロパンガスより安い都市ガスがおすすめ!ただしデメリットあり
大学生の部屋探しQ&A
について、紹介します。
部屋はどこでどうやって探すの?
部屋の探し方は、主に次の3つです。
- 不動産業者を回る
- 進学先の大学生協で探す
- 賃貸情報サイトを活用する
納得してお部屋を選びたいなら、不動産業者や大学生協に足を運んで、物件を内覧するのがおすすめ。「時間がない」「遠方住まい」ということで、賃貸情報サイトで部屋を探す人も多いです。
▼大学生一人暮らし向けの賃貸サイト・一括検索サイトおすすめ比較
▼大学生が一人暮らしする部屋は不動産業者・大学生協・賃借情報サイトで探す。おすすめの探し方も
部屋の広さや重視する設備・環境は?
学生向けの部屋の広さは、6畳~8畳の1Kが多いです。収納上がロフトになった物件も多く、効率的にスペースを使えます。
重視する設備は人にもよりますが、スムーズに探すなら次の3つを必須条件にするのがおすすめ。
- バストイレ別
- 室内洗濯機置き場あり
- モニター付きインターホン
免許を取って車で通学するなら「駐車場あり」の条件も検討しましょう。アパート敷地内の駐車場に、車を停められます。
また、生活費に大きくかかわる「都市ガス・プロパンガス」「インターネットあり(つなぎ放題)」の確認も忘れずに!
大学生一人暮らしの部屋の選び方と確認すべき内容|生活費を抑える選び方も
引越し繁忙期に引越し業者の予約を取れる?
大学生が一人暮らしを始める3月末~4月上旬は、転勤の時期とも重なるため、引越し業者に予約が集中して希望日が取れないことが多いです。
とはいえ、大学生の新生活であれば、家具・家電は現地購入して入居日に配送することがほとんどなので、引越し業者はいらないことも。
ニトリやカインズで、生活雑貨や日用品をまとめて購入して届けてもらうこともできますよ。
自宅の物をダンボール箱で運びたいけど、「車がない」「遠方だから運べない」ときは、宅配便や宅配型トランクルームを使うと安くて便利ですよ。
<→内部リンク:引越し業者まとめ(準備中)>
まとめ
大学進学と同時に住み始める部屋は、キャンパスの移動がない限り4年間住み続ける生活の拠点です。
適当に選んだり部屋探しに出遅れたために、不満だらけの物件に入居し、3年に上がるときに手間とお金をかけて引っ越す人も。
おおよそ希望通りの部屋を見つけて、楽しい大学生活を送ってくださいね♪