一人暮らし準備

大学の学費や仕送りの口座はろうきんとゆうちょがおすすめ

大学生の一人暮らしの著者ささぉ

ささぉ

大学生と大学受験を控えた子をもつ親。大学進学で一人暮らしする子のアパート探しをしたときの体験をもとに、スムーズに部屋探しできる情報を紹介しています。

学生の仕送りや学費を振り込むおすすめ金融機関はろうきんとゆうちょ銀行

大学の仕送りや学費を振り込む金融機関口座を開設は、入学準備に欠かせない手続きの1つ。手数料が安くて住まいや大学の近くに店舗がある金融機関がおすすめです。

結論からいうと、仕送りを送るならろうきん(労金)がベストコンビニATMでの引き出し手数料は無料ですし、ゆうちょ銀行(郵便局)での引き出し手数料も実質無料。コンビニも郵便局も大学の近くにあることが多いから便利だし、引き出し回数が多くても手数料がかかりません。

なお、大学によっては学費を口座振替できる金融機関が限定されているので、学費と仕送りの口座を別に作らなければいけないこともあります。

仕送りの口座は引き出し手数料が無料なATMが多い金融機関で開設する

大学生は、必要なときに必要な金額だけ引き出す人が多いです。月に数回、ATMから引き出すことがもっぱらで、1ヶ月分をまとめて引き出す人は少ないです。

一方、親が子に仕送りするのは月1回がほとんどです。

よって、引き出し手数料が無料または安い金融機関に口座を作った方がお得。手数料が浮くので、大学生の生活費を圧迫しません。

ささぉ
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引き出し手数料が1回110円で月4回利用すると、大学4年間で21,120円の支出に!

仕送りの入出金はろうきん(労金)がおすすめ

仕送りする口座を新しく開設するなら、ろうきん(労金)がおすすめです。理由は、次の2つです。

  • セブン・ローソン・イオン(ミニストップ)での引き出しが無料
  • 銀行や郵便局での引き出しは実質無料

大学生は、コンビニATMでお金を引き出すことが多いです。コンビニはほぼ必ず大学の近くにあるので、わざわざ金融機関ATMに行かずにお金を下ろせるからです。

とはいえ、「ろうきんは店舗が少ないので、入金(仕送り)するとき不便」と思うでしょう。しかし、都銀・地銀・郵便局からろうきんに入金できます。しかも、銀行や郵便局からろうきんに入金すると、手数料は実質無料です(手数料がかかりますが、即時キャッシュバックされます※時間外手数料はキャッシュバックされません)。中央ろうきん近畿ろうきん九州ろうきん東北ろうきんのATM手数料を調べてみたら、どこも同じ取り扱いでした。全国のろうきんで統一していると考えられます。

参考三井住友信託銀行「MICS提携金融機関はどの銀行が含まれますか」

親の間では「全国に店舗がある郵便局が便利」というのが通説です。しかし、大学生にしてみればコンビニの方がずっと便利。しかも、郵便局よりも引き出し手数料が無料のATMが多いです。

ささぉ
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口座開設がてら、ろうきんの窓口で聞いたら、「ほとんど知られていないけど、無料で入出金できる提携先が多いからお得なんです」と自信を持った回答が得られました。

仕送りの入出金はゆうちょ銀行も便利

仕送りの入金に根強い人気のゆうちょ銀行も便利です。理由は、次の2つです。

  • ファミマATMゆうちょ無料
  • 大学のすぐそばに郵便局が設置されていることが多い

ゆうちょ銀行は店舗がたくさんあるので、全国どこに住んでもお金の引き出しに困ることは少ないです。

とはいえ、無料で使える提携ATMが少ないので、無料で引き出すなら郵便局かファミマに行かなければいけません。また、すぐ近くに郵便局がない大学もあります。進学先の大学の近くに郵便局があるか前もって確認しておきましょう。

ゆうちょとろうきんのコンビニATM引き出し手数料を比較

コンビニATM ゆうちょ ろうきん
セブン 220円 無料
ファミマ 無料 110円
ローソン 220円 無料
イオン
(ミニストップ)
110円 無料
平日日中の引き出し手数料を比較

店舗数は、ゆうちょ38,273店舗(ゆうちょ銀行23,642店舗、ファミマ16,370店舗)、ろうきん37,988店舗(セブン21,501店舗、ローソン14,631店舗、ミニストップ1,856店舗)と、ほぼ互角。であるなら、ゆうちょ銀行での引き出しが実質無料になるろうきんの方が、手数料を浮かせやすいといえるでしょう。

もちろん、住む場所からもっとも利便性が高いお店がファミマや郵便局であるなら、ゆうちょ銀行を選択した方がいいでしょう。

※店舗数の調査日:2024年2月13日(ゆうちょ銀行は2023年3月末時点の店舗数)

地銀や信用金庫などで仕送りをするデメリット

  • 引き出し手数料無料は直営ATMのみ
  • 提携ATMでの引き出しが有料
  • 県外に出ると銀行店舗が極端に少ない
  • 他行は仕送り(入金)の手数料が高い

引き出し手数料が無料になることが少なく、仕送りを入金する手数料も高くなる恐れがあります。親・子のどちらにとっても、損しやすいと言っていいでしょう。

もちろん、地銀などの金融機関はコンビニATMを使えます。けれども、出金手数料が発生します。

大学生は必要な分だけ持って歩くため、月に何回も引き出します。そして、毎日の生活圏内に銀行があることは少ないです。よって、店舗が多くて引き出し手数料が無料になるコンビニATMが便利でお得。となると、ろうきんかゆうちょ銀行が有利といえます。

学費は口座振替で支払うことが多い

学費の支払いは、金融機関による口座振替を利用することが多いです。大学を種別で分けると、おおよそ次のとおりです。

  • 旧帝:ほとんどの金融機関を使える
  • 地方国公立:金融機関が限定される傾向にある(在京・在阪・地方問わず大学で異なる)
  • 私立:大学によって異なる

旧帝国大学やマンモス私大のように全国から学生が集まる大学は、学費の支払いに利用できる金融機関が多いです。実際に調べたところ、旧帝はSMBCMUFGによる代金回収サービスを利用していて、振り替え先に国内ほぼすべての金融機関を指定できます。早稲田大学も同じく国内ほぼすべての金融機関を指定でき、学生以外の名義の口座でもOKです。青山学院大学のように、親に納付書が届き金融機関窓口での振込となっているところもあります。

よって、進学先の学費の支払い方法(と口座振り替えできる金融機関)をあらかじめ調べておきましょう。そのうえで、仕送り用と学費支払い用の口座を同じにするかそれぞれ準備するかを決めるといいですよ。

ささぉ
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口座を作ったら、授業料の引き落としが地元の地銀だけだったのでもう1口座作ったなんて話も聞きます。

仕送りや学費はキャッシュカードの家族カードを作ると節約できる

家族カードとは、口座名義人の親族に発行されるキャッシュカードです。口座名義人本人とその家族が、同じ口座で入出金ができます。

  • ろうきんやゆうちょ銀行で口座を開設
  • 親は家族カードで仕送りや学費を入金する
  • 学生は無料ATMにて本人カードで出金する

この手順で、お互いに手数料なしで入出金できます。

家族カードは、同居の家族または家族関係が認められれば離れた家族が持つことができます。枚数は、1枚とする銀行が多いです。通帳も親子それぞれで持つことができます。

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