大学生の部屋探し

大学生の一人暮らしにおすすめのインターネット回線|光vsホームルーター

大学生の一人暮らしの著者ささぉ

ささぉ

大学生と大学受験を控えた子をもつ親。大学進学で一人暮らしする子のアパート探しをしたときの体験をもとに、スムーズに部屋探しできる情報を紹介しています。

大学生の一人暮らしなら固定回線(光回線)とホームルーター(Wi-fi)のどっちがいいのか比較

大学に進学するので一人暮らしをするけど、固定回線(光)とホームルーターのどちらがいいの?

という疑問を解消するために、大学生が利用することを前提に、固定回線とホームルーターを比較しました。

固定(光)回線とホームルーターを比較

環境 固定回線 ホームルーター
プロバイダ 加入が必要 不要
工事 必要 不要
開通までの期間 3~4週間 申し込みから数日
初期設定 必要 不要
通信速度 ★5 ★5
通信制限 なし 実質なし
初期費用 20,000円 実質3,300円~40,000円
月額料金 5,000円台~7,000円台 5,000円前後

手続き・通信・費用面で、固定回線とホームルーターを比較してみたところ、大学生の一人暮らしには

ホームルーターの方が良い

といえます。その理由は、次の3つです。

  • 開通までの日数が短い(履修登録・授業開始に間に合う)
  • 通信速度は固定回線と見劣りしない
  • 月額料金が少し安い(学生はお金がない)

また、「理系」「サークル(部活)に励む」「バイトをたくさんしたい」のであれば、アパートやマンションにいることが少なくなるので、気軽に使えるホームルーターがいいでしょう。

理系は必修科目が多く、専門科目の履修も求められるため、文系よりも多くのコマに出席しがちです。

さらに、大学を卒業して部屋を退去するときの手続きがラクな点も、ホームルーターが有利です。

それでは、通信面と費用面の比較を、さらに詳しくみていきましょう。

通信速度は互角。講義動画の視聴に不便はない

環境 固定回線 ホームルーター
速度 標準:1ギガ
高速:10ギガ
4G:1ギガ
5G:10ギガ

理論値(最大速度)はどちらも変わりません。ただし、光の10ギガは一部地域に限定されていますが、ホームルーターの5G(10ギガ)は全国各地で利用できます。

平均速度は通信が安定している光の方が速いけれども、動画の視聴はホームルーターでも遅延はなく、大学の講義動画も問題なく視聴できます

通信制限は事実上なし

環境 固定回線 ホームルーター
通信制限 なし docomo home 5G:実質なし
WiMAX(KDDI):実質なし
softbank Air:実質なし

固定回線(光回線)には、通信制限はありません。通信量がどんなに多くても、無制限で利用できます。

ホームルーター主要3社は、通信量に応じて速度制限を行うと宣言しています。しかし、制限が発生する通信量に明確な基準がないため、通信制限は実質なしといえます。

各社とも、通信制限の要件を撤廃・緩和しました。以前は、3日間で15ギガの利用があると通信制限をかかりました。

初期費用は通信事業者で異なる

環境 固定回線 ホームルーター
初期費用 20,000円~30,000円 docomo home 5G:機器代39,600円+事務手数料3,300円
WiMAX(KDDI):機器代21,780円+事務手数料3,300円
softbank Air:機器代59,400円(36ヶ月利用で無料)+事務手数料3,300円

固定回線では、現地の工事(ケーブル敷設・光コンセント設置)と内部工事(事務)に、合計で20,000円~30,000円の費用がかかります。

ホームルーターには工事がありませんが、機器(ホームルーター)の購入代金と事務手数料がかかります。機器代金は、WiMAXでキャッシュバックが、ソフトバンクエアーで割引があるため、初期費用は実質3,300円~。ドコモの初期費用は43,000円です。

ささぉ
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引越し費用+入学金+前期授業料で、100~150万円ほど(国立の場合)必要です。WiMAXとソフバンは実質事務手数料(3,300円)のみなので、かなり助かります。

月額料金はホームルーターが安い

環境 固定回線 ホームルーター
月額料金 5,000円~7,500円
(プロバイダ料金含む)
docomo home 5G:4,950円
WiMAX(KDDI):4,950円(割引後4,268円)
softbank Air:5,368円

月額料金は、固定回線もホームルーターも大きく違いませんが、固定回線はプロバイダ料金が必要なので若干高いです。

固定(光)回線は2種類ある

固定回線には、NTTとauの2種類あります。

回線 NTT回線 au回線
速度 1ギガ 1ギガ5ギガ10ギガ
提供エリア 全国 東京神奈川千葉埼玉の一部エリア

光回線の高速サービスを使うなら、au回線が必須です。

大学生の一人暮らしならホームルーター(置くだけWi-fi)がおすすめ

メリット
デメリット
  • 申し込みから数日でインターネット接続
  • 初期設定がいらない
  • 料金が安い
  • 契約住所以外でも使える(WiMAXのみ)
  • 障害物で電波が遮断される
  • 速度制限がある(実質ない)
  • 契約住所でしか使えない(docomo home5G/softbank Air)

大学生活は4年間。卒業と同時に引っ越すことがほとんどなので、固定回線を引くよりもコンセントに挿すだけのホームルーターが便利です。

学年によってキャンパスが変わり引っ越しが必要な場合でも、ホームルーターなら手続きがラク。固定回線のように再工事もいりません。

WiMAXなら、引越しのとき手続きは一切不要。実家に持ち帰って使えます。実家のインターネット環境がショボくても、帰省中にレポートを書けます。

シラバスの確認や履修登録をウェブで行う大学が多いです。履修する科目によっては入学早々オンライン講義もあるので、引越しと同時にウェブを使えるホームルーターの方が、何かと便利ですよ。

固定回線は通信速度の安定性を求める大学生におすすめ

メリット
デメリット
  • 通信速度が安定している
  • 速度制限がない
  • 回線の契約と工事が必要
  • プロバイダ契約が必要
  • 申し込みから開通まで3~4週間かかる
  • 料金が高い
  • 契約住所でしか使えない

光回線はデメリットが多いうえに、通信品質は大学生にとってオーバークオリティといっていいでしょう。

しかし、遅延が少ないため、大学進学を機にゲームに力を入れていきたい人なら固定回線必須です。

  • ゲーム実況者になる
  • オンゲーガチ勢
  • プロゲーマーを目指す

ただし、3月~4月は開通まで2ヶ月ほど待たされることもあります。履修登録やオンライン講義はスマホでこなすことになります。

まとめ:大学生の一人暮らしならホームルーターがおすすめ

ホームルーターは5Gで通信できるので、光回線並みのスピードでインターネットを使えます。速度の上下に波があるため平均速度は光回線より劣りますが、レポートの調べものや、映画・大学の講義の視聴には問題ありません。

大学への入学にともなう引越しは日程に余裕がなく、短期・短時間決戦です。インターネットの設定に時間を取っている場合ではないのが正直なところ。

ホームルーターでサクッとインターネット環境を構築して、余裕を持って大学生活をスタートしてくださいね♪

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