お部屋のインターネット環境の対応・完備・無料の違いを紹介します。
大学生が一人暮らしする部屋を探しているとき、お部屋の設備欄の「インターネット対応・完備・無料」の違いに疑問を持つことも。ここでは、それぞれの設備の違いやメリットとデメリットをまとめました。
まずは結論をいうと、
- 「インターネット対応」のお部屋にホームルーターを設置
- 「インターネット無料」で光回線の部屋に入居
するのが、料金・速度・手間いらずのどれをとっても優れています!
もくじ
インターネット「対応・完備・無料」の違いは回線がどこまで引いてあるか
お部屋情報のインターネット環境欄にある「対応」「完備」「無料」は、インターネットの回線工事がどこまで完了しているかを表しています。
3つともすべて、アパート・マンションの建物まではインターネット環境が敷かれていますが
どうかが異なります。利便性&設備の充実度の順番は、次のとおりです。
- 無料
- 完備
- 対応
「インターネット対応」は自分で開通工事が必要
インターネット対応とは、建物(の共有スペース)まではインターネットの回線が引いてあるけど、部屋まで回線が引かれていない状態です。インターネットを利用するには、共用部分から部屋までの回線工事(光コンセントの設置など)や、プロバイダ契約が必要です。
似た表記に「光ファイバー対応」があります。これは、光回線を共用スペースまで引いてある状態です。
お気に入りの固定回線(光回線など)を引きたい人向け。オンラインゲームに打ち込んでいるなら必須といえます。
有線工事をするときの大家さんや不動産業者への確認内容
- 回線の種類(光・ケーブルテレビ/CATV・ADSL)
- 工事費用は誰が負担するのか
工事のとき、上記を必ず確認しましょう。
料金
マンションやアパートの共用部分から部屋までの回線引き込み工事にかかる料金は、15,000円~30,000円です。そのほかに毎月、利用料金やプロバイダ費用が発生します。
工事が終わるまでインターネットを使えない
工事は数時間で終わりますが、工事が入るまでの待ち日数が3週間ほどあります。しかも、3月~4月は回線工事が多いため、さらに待つことに!
履修登録をインターネットで行うことも多く、オンライン講義の授業もあります。3月上旬には部屋決めと工事の申し込みをしなければ、間に合いません!
携帯電話事業者のホームルーターなら、数日で届いて、コンセントに挿した瞬間にインターネットを使えるので、「インターネット対応」のお部屋に入居するなら必須といえます。
「インターネット完備」は入居して即インターネットが使える
「インターネット完備」は、部屋まで回線が引かれていて、プロバイダ契約も済んでいる状態です。入居してすぐにインターネットが使えます。
回線やプロバイダを選べないのに、料金は自分持ち。これで、速度が遅かったり遅延するようであれば、不満を感じるかかもしれません。
一方で、インターネット環境にこだわりがなく、接続できればそれでいいという人にとっては、手間な手続きがないので便利です。
「インターネット無料」は入居即利用&毎月の費用もゼロ円
インターネット無料は、入居してすぐにインターネットが使えるうえに、毎月の利用料も無料(大家さんが負担している)です。
「部屋まで回線が引かれていてプロバイダ契約も済んでいる(有線接続できる)」「マンション型光回線にWi-Fi接続」「4G・5GホームルーターにWi-Fi接続」します。
Wi-Fi接続だと入居者全員で回線を共有するので、通信速度や安定性を期待できないこともありますが、タダで使えるのは嬉しいですよね。通信契約がいらないので、毎月4,000円~5,000円浮いてお得です。
「インターネット無料」はそれほどお得感はない
インターネット無料はお得に思えますが、家賃にインターネット代が上乗せされていることがあり、それほどお得感がないことも。
実際に、インターネット無料と対応の物件同士を見比べてみたところ、上乗せされている額は「3,000円~5,000円ぐらいかな」という印象です。
もちろん、大家さんの心意気で上乗せなしの物件もあるでしょう。ただし、ごく少数派。
それならば、月額4,000円ほど支払って自分用の5G対応ホームルーターを設置した方が、スピードが出るのでストレスなくインターネットできて満足感が高くなりますよ。
有線・無線(Wi-Fi)のどちらなのか確認をしよう
お部屋情報に、インターネットは有線と無線のどちらかは、書いていないことが多いです。不動産会社からの聞き取りや、現地で確認しましょう。
有線・無線のどちらもインターネット回線はアパート・マンション入居者で共有する
アパートやマンションにインターネット環境が整備されている場合、有線・無線のどちらであっても、入居者全員でインターネット回線を共有します。そのため、同時にインターネットへ接続する人が多くなるほど、速度が出にくくなり、遅延の原因に。
無線の場合は、入居者の友達も(こっそり)接続しているかもしれず、速度低下に拍車がかかっても不思議ではありません。
さらに、遅い回線・遅いプロバイダであれば、時間帯によっては講義動画の視聴に支障がでるかもしれません。
有線ならルーターを接続して無線環境を作ろう
すでにお部屋まで有線のインターネットが通っているなら、別売りのルーターを接続して無線環境(Wi-fi)にするのがおすすめ。無線にすると、パソコンだけじゃなくスマホもWi-fiでつなげるので、便利だし節約にもなります。
アパート向けのルーターは、家電量販店で5,000円~10,000円で手に入りますよ。ただし、設定が必要なのが少し面倒です。
インターネット環境が「対応」のお部屋なら、有線を引くよりも、携帯電話会社(キャリア)で手に入るホームルーター(Wi-fi)がおすすめ。
有線工事費と同じ(もしくは安い)くらいの機器代がかかりますが、契約の手間がなく設置もラク。コンセントに挿すだけで、一瞬にしてインターネット環境ができあがりますよ♪
おすすめは「対応」物件をホームルーターで自分だけのインターネット環境を構築する
ホームルーターは、自分(自室)だけのインターネット回線なので、同時接続による速度低下がしにくくなります。
しかも、光回線よりも早い5Gで接続できるので、大学の講義動画もスムーズに視聴できますよ。
インターネット完備・無料の部屋と同じく入居即日インターネットにつながるだけじゃなく、
- 毎月の料金が安くなることもある
- スピーディーなインターネット環境
になるので、おすすめ。もちろん、機械に疎い・苦手な人でも、かんたんにインターネット環境を作れますよ♪
<内部リンク:大学生の一人暮らし向けホームルーター(準備中)>
まとめ:インターネット対応・完備・無料は対応×ホームルーターがベストチョイス
大学生の一人暮らしなら、インターネット対応のお部屋に5G対応ホームルーターを設置すると、満足できるインターネット環境ができあがります。
対応・完備・無料のそれぞれで、料金のお得度に違いはほぼありません。そして、完備・無料は利便性が良いと錯覚しますが、インターネット環境(有線・無線・プロバイダ)によっては不満を感じることも。使ってみて速度が出ないようであれば、無駄にお金を支払うことになります。
そのため、お部屋選びのときインターネット「対応」「完備」「無料」は、有線を引きたい人だけきっちり確認しましょう。
学生向けアパート・マンションでもない限り、ほとんどの物件で「インターネット対応」となっていて、自分でインターネットを引きます。
ホームルーターなら、
- 簡単に設置できる
- 履修登録や講義に間に合う
- 退去時の撤去もラク
なので、多くの大学生が利用しています。