大学生が一人暮らしの部屋を探すとき、ガスはLPガス(プロパンガス)と都市ガスのどちらがいいか見比べました。大学生がLPガス(プロパンガス)と都市ガスを使い比べた実例も掲載しています。
もくじ
LPガス(プロパンガス)より都市ガスの方が安い
ガス契約は、都市ガスの方が圧倒的に安いです。ガス会社の料金設定・住むエリア(自治体)・利用の頻度にもよりますが、月額で5,000円~10,000円は変わってくることも(実話)。
以下、実話です。
LPガス(プロパンガス)で毎日湯船を入れると、毎月のガス代は10,000円~15,000円にもなります。しかし、都市ガスならおおよそ半額の5,000円~7,500円で済みます。
この事実の裏付け資料enepi「お風呂の節約効果の比較表」
2022年以降は、LPガス(プロパンガス)も都市ガスも値段が上がっています。大学生の生活なら月1,000円高くなったかどうかという水準です。とはいえ、全体的に物価が上がっているので、生活費を節約したい学生は都市ガスアパートに入居するのがおすすめです。
LPガス(プロパンガス)と都市ガスの料金比較表
ガスの種類 | LPガス | 都市ガス |
月間使用量 | 5m3 | 11m3 |
月間料金 | 7,500円 | 2,500円 |
データ出展元ホームズ「一人暮らしの場合、LPガス(プロパンガス)の料金はどのくらい?」
東京での試算です。料金差はエリア(地域)によって異なります。東京の場合は、LPガスの輸送費(トラックで家庭まで運ぶ)が高いのかもしれませんね。
都市ガスよりLPガスが数倍高い傾向にあることが分かりました。実際に、アパート入居後にLPガスの高さに気付いて利用を控える大学生もいます。
LPガス(プロパンガス)業者の常套句に惑わされてはいけない
LPガス(プロパンガス)の火力は、都市ガスのおおよそ2.2倍です。この事実を利用して、LPガス(プロパンガス)と都市ガスの料金に大きな差はないとするLPガス事業者もいます。
しかし、実際に利用してみると、月額料金に大きな違いが生まれています。これは、都市ガスの方が基本料金・単価ともに安いからです。
ただし、LPガスの方が火力が高いのは本当なので、料理を美味しく作りたいならLPガス(プロパンガス)一択です。
アパートはガスの種類やガス業者を切り替えられない
アパートでは、LPガス(プロパンガス)と都市ガスは切り替えできません。LPガス(プロパンガス)は部屋ごとに設置しているボンベから供給されますが、都市ガスは地中のガス導管を使って遠くの供給地から運ばれます。ガス管を地中に敷く工事が必要で、費用は10~15万円(一軒家の場合)とされているため、大家さんはOKを出さないでしょう。
また、アパートはLPガス業者の変更もできません。安い業者に乗り換えたくてもできません。なぜなら、大家さんがアパート一棟まるごと、ガス業者と契約しているから。一部屋単位での契約ではないので、大家さんに交渉しても許可は降りないでしょう。
よって、ガス料金を気にするなら、アパート探しの段階で都市ガスを敷いているアパートを狙い撃ちするほかありません。
LPガス(プロパンガス)と都市ガスそれぞれがおすすめな人
都市ガスは、火力が弱いことが欠点です。一人暮らしの大学生は一般家庭と比べて、キッチンや風呂を使う頻度は少なく時間は短いので、それほど気にならないでしょう。
ガスの料金は社会情勢に応じて変動します。節約重視でアパートを探しているなら、インターネット無料接続の有無や大学までの交通費なども含めて、生活費を総合的に試算するのがおすすめです。