大学に進学するので一人暮らしをするけど、固定回線(光)とホームルーターのどちらがいいの?
という疑問を解消するために、大学生が利用することを前提に、固定回線とホームルーターを比較しました。
もくじ
固定(光)回線とホームルーターを比較
手続き・通信・費用面で、固定回線とホームルーターを比較してみたところ、大学生の一人暮らしには
といえます。その理由は、次の3つです。
- 開通までの日数が短い(履修登録・授業開始に間に合う)
- 通信速度は固定回線と見劣りしない
- 月額料金が少し安い(学生はお金がない)
また、「理系」「サークル(部活)に励む」「バイトをたくさんしたい」のであれば、アパートやマンションにいることが少なくなるので、気軽に使えるホームルーターがいいでしょう。
理系は必修科目が多く、専門科目の履修も求められるため、文系よりも多くのコマに出席しがちです。
さらに、大学を卒業して部屋を退去するときの手続きがラクな点も、ホームルーターが有利です。
それでは、通信面と費用面の比較を、さらに詳しくみていきましょう。
通信速度は互角。講義動画の視聴に不便はない
環境 | 固定回線 | ホームルーター |
速度 | 標準:1ギガ 高速:10ギガ |
4G:1ギガ 5G:10ギガ |
理論値(最大速度)はどちらも変わりません。ただし、光の10ギガは一部地域に限定されていますが、ホームルーターの5G(10ギガ)は全国各地で利用できます。
平均速度は通信が安定している光の方が速いけれども、動画の視聴はホームルーターでも遅延はなく、大学の講義動画も問題なく視聴できます。
通信制限は事実上なし
環境 | 固定回線 | ホームルーター |
通信制限 | なし | docomo home 5G:実質なし WiMAX(KDDI):実質なし softbank Air:実質なし |
固定回線(光回線)には、通信制限はありません。通信量がどんなに多くても、無制限で利用できます。
ホームルーター主要3社は、通信量に応じて速度制限を行うと宣言しています。しかし、制限が発生する通信量に明確な基準がないため、通信制限は実質なしといえます。
各社とも、通信制限の要件を撤廃・緩和しました。以前は、3日間で15ギガの利用があると通信制限をかかりました。
初期費用は通信事業者で異なる
環境 | 固定回線 | ホームルーター |
初期費用 | 20,000円~30,000円 | docomo home 5G:機器代39,600円+事務手数料3,300円 WiMAX(KDDI):機器代21,780円+事務手数料3,300円 softbank Air:機器代59,400円(36ヶ月利用で無料)+事務手数料3,300円 |
固定回線では、現地の工事(ケーブル敷設・光コンセント設置)と内部工事(事務)に、合計で20,000円~30,000円の費用がかかります。
ホームルーターには工事がありませんが、機器(ホームルーター)の購入代金と事務手数料がかかります。機器代金は、WiMAXでキャッシュバックが、ソフトバンクエアーで割引があるため、初期費用は実質3,300円~。ドコモの初期費用は43,000円です。
月額料金はホームルーターが安い
環境 | 固定回線 | ホームルーター |
月額料金 | 5,000円~7,500円 (プロバイダ料金含む) |
docomo home 5G:4,950円 WiMAX(KDDI):4,950円(割引後4,268円) softbank Air:5,368円 |
月額料金は、固定回線もホームルーターも大きく違いませんが、固定回線はプロバイダ料金が必要なので若干高いです。
固定(光)回線は2種類ある
固定回線には、NTTとauの2種類あります。
回線 | NTT回線 | au回線 |
速度 | 1ギガ | 1ギガ5ギガ10ギガ |
提供エリア | 全国 | 東京神奈川千葉埼玉の一部エリア |
光回線の高速サービスを使うなら、au回線が必須です。
大学生の一人暮らしならホームルーター(置くだけWi-fi)がおすすめ
大学生活は4年間。卒業と同時に引っ越すことがほとんどなので、固定回線を引くよりもコンセントに挿すだけのホームルーターが便利です。
学年によってキャンパスが変わり引っ越しが必要な場合でも、ホームルーターなら手続きがラク。固定回線のように再工事もいりません。
WiMAXなら、引越しのとき手続きは一切不要。実家に持ち帰って使えます。実家のインターネット環境がショボくても、帰省中にレポートを書けます。
シラバスの確認や履修登録をウェブで行う大学が多いです。履修する科目によっては入学早々オンライン講義もあるので、引越しと同時にウェブを使えるホームルーターの方が、何かと便利ですよ。
固定回線は通信速度の安定性を求める大学生におすすめ
光回線はデメリットが多いうえに、通信品質は大学生にとってオーバークオリティといっていいでしょう。
しかし、遅延が少ないため、大学進学を機にゲームに力を入れていきたい人なら固定回線必須です。
- ゲーム実況者になる
- オンゲーガチ勢
- プロゲーマーを目指す
ただし、3月~4月は開通まで2ヶ月ほど待たされることもあります。履修登録やオンライン講義はスマホでこなすことになります。
まとめ:大学生の一人暮らしならホームルーターがおすすめ
ホームルーターは5Gで通信できるので、光回線並みのスピードでインターネットを使えます。速度の上下に波があるため平均速度は光回線より劣りますが、レポートの調べものや、映画・大学の講義の視聴には問題ありません。
大学への入学にともなう引越しは日程に余裕がなく、短期・短時間決戦です。インターネットの設定に時間を取っている場合ではないのが正直なところ。
ホームルーターでサクッとインターネット環境を構築して、余裕を持って大学生活をスタートしてくださいね♪